靴は、外出するときには必ず履かなければならないものであり、老若男女誰であっても使用するものです。靴を選ぶ基準は様々あると思いますが、デザインが気に入って購入した靴や目的に沿って選んで購入した靴など様々あります。お気に入りの靴は、何度も履きますが、その分消費も早く修理が必要となります。とくに修理が必要となるすべり口の修理について紹介します。

壊れやすい靴の部位

履きやすかったり、デザインが気に入っている靴の場合、何度も何度も履くことになります。すると靴はどんどん擦り切れたり、布が伸ばされたり、穴が開いたりとくたびれていきます。靴が全体的にくたびれていくこともありますが、履き方などによって壊れやすい部位というものもあります。人によって靴の履き方は異なるので、壊れやすい部位というものも人によって異なります。しかし、よほど奇抜な歩き方や靴の履き方をしていない限りは、壊れやすい部位には傾向があり、靴修理でもその部位の注文が多いようです。

壊れやすい靴の部位というものは、おおよその部分が決まっています。毎日歩くことによって擦り切れていく靴の底の部分からはじまり、つま先部分、歩く際に踏ん張るために負荷がかかりやすい中敷き部分などがあります。靴の底と言っても前部分とかかと部分などと分かれていきます。これと同様にして壊れやすい部位のひとつとして、すべり口があげられます。すべり口とは、足を靴に入れる部分のことであり、履き口との名称でも呼ばれる部位です。

これらの壊れやすい部位には、ある程度靴の修理方法が決まっています。靴の修理屋へと依頼することが最も安心して確実な方法ではありますが、ホームセンターなどにそれぞれの部位に合わせた修理キットなどが販売されており、自分で修理する方法も存在しています。すべり口の修理の方法は、修理キットや応急手当の方法もある程度知られています。しかし、目立つ部位であるうえに靴修理が比較的難しい部位でもあるので、お気に入りの靴であるならば修理屋へと依頼することがおすすめです。

すべり口の破損とは

靴擦れ履き口とも呼ばれているすべり口は、靴の中でもとくに壊れやすい部位のひとつです。この部位は靴を履く際には必ず足を通すので、破損がしやすいです。加えて、歩いたり走ったりする際には、いくら足のサイズに合った靴を履いていたとしても、靴の中で足が動き、すべり口やかかとの内側部分がどんどん擦り減っていきます。このような理由から、すべり口は履いていくとどんどん破損が進み、修理が必要となる部位と言えるでしょう。

また、すべり口は、そのほかの壊れやすい部位に比べて非常に目立つ部分です。ほかの壊れやすい部位とは、靴の裏側であったり、靴の内側であったりして、壊れていても履き心地や履いていて水漏れなどの不利益をこうむることはありますが、目立つことはあまりありません。しかし、すべり口は、靴の足を入れる部分であり非常に目立ちます。靴を履いている段階でも場合によっては、くたびれた靴を履いているとみなされるうえに、靴を脱いだ場合には余計に目立つ部分です。もし、どこか靴を脱ぐ必要がある場所に行って靴を脱いだ時に、靴のすべり口の部分やかかとの内側部分が擦り切れていたならば、非常にみっともないことになります。早めの靴修理が必要です。

すべり口部分やかかとの内側部分は、履き心地にも大きな影響を与える部分です。靴の入り口部分がくたびれてよろよろであったり、かかと部分が擦り切れてぶかぶかになっていると、歩いたり走ったりする場合に、靴の中で足にあそびがありすぎる状態になります。すると、必要以上に足が靴とすれて、足を怪我しやすくなります。すべり口やかかとの内側部分を修理して、足がしっかりとフィットするようにすると、履き心地がまるで異なり、歩きやすさも大幅に変わります。放置すれば靴の型崩れが起こり見栄えが悪いばかりではなく、歪んだ靴によって歩き方も歪んでしまい、健康にも大きく影響します。

質の良い靴であるならば、すべり口の部分には、靴の中に足をなめらかに滑り込ませるために、その部分にだけ質の異なる革を張りつけている場合もあります。また、スニーカーなどは、運動を目的として履くことが多い靴です。運動をする際に、足首部分やかかと部分は、靴のすべり口やかかとの内側部分によく接触するのですが、このことによって足を傷めないためにクッション性のあるデザインなったすべり口の靴も多いです。このようにして、すべり口は特別な構造となっていることが多く、自力での修理が難しい場合もあります。

すべり口の靴修理とは

すべり口の部分の修理には、一定の手順が存在しています。すべり口の部分の破損というものは、すべり口部分の破れや擦り切れ、あるいは単なる落ちない汚れがついているといったものが多いです。これらの靴修理が靴の修理屋へと持ち込まれます。このようなすべり口の修理とは、擦りへり部分や破れた個所を修復して、布や革を当てて修復して補強することが主なものとなります。

具体的な手順としては、まずすべり口の破れてしまったり汚れてしまった革や布部分の処理が必要です。破れた・汚れた革や布をすべてとってはがしてしまうこともありますが、修理に影響がない程度に整えるだけの場合もあります。次いで行う工程が、新しい革や布をはりつけたりサンドイッチさせることです。汚れ・破損したすべり口、すべり口部分をはがした部分を覆うようにして、新しい革や布をサンドイッチして補強します。この際、できる限り元の革や布の色と同じ色の革や布を選ぶことが勧められます。また、かかと部分も同時に修理・補強する際は、かかと部分からすべり口まで一体になるようにします。そして、新しい革や布を靴専用のミシンで縫い付けていくことが次の工程です。靴の作成にも使われるミシンであり、家庭用のミシンで行うことは難しいでしょう。革の強度や厚さによって作業が異なるので、プロにやってもらうことが勧められます。これで完成です。

自分で修理・補強できるキットもあり、コストを抑えることには向いてますが、できあがりには大きな差があります。お気に入りの靴であるならば、専門家に依頼することがおすすめです。修理屋の混雑具合などにより異なりますが、およそ3日ほどで完了します。

すべり口を直して見栄えよく

お気に入りの靴ほど、早くくたびれてしまい、修理が必要となります。とくにすべり口は修理が必要となりやすい部分です。擦り切れたり、破れたりした靴は、見た目が悪いばかりではなく、履き心地も悪く、ときに健康にも影響を与えます。すべり口の修理は、汚れ・破損した布や革を張り替え補強することです。お気に入りの靴を再びおしゃれに履きこなすならば、靴修理のプロに依頼することがおすすめです。